目覚ましの音が聞こえてきて
勇さんの腕の中で目覚めた私。


「おはよう」


バッチリ目を開けて
こっちを見てる勇さん。


「何時?」


「5時」


「ご・5時?」


「遠征だからね
美結は寝てていいよ」


「うん」


「で・でもぉ
ちょっと・・・」
と強く抱きしめられキス。


遠征で1週間会えないからと。


「あの人たちが居なかったら
もっともっとしたいけど
我慢する」とキス止まり。


寝てていいよと言われても
お見送りに出ることにした。


玄関先で
「いってらっしゃい
頑張ってね
ケイさんも小林さんも
ファイト!」


「美結ちゃんに言われたから
頑張ろー!」と小林さんが。


ケイさんは
「任せろ!」と。


そして何を言うのかと思うと
「行ってきます!のチュッをしろ
オレら手で目を塞いでてやるから」
と笑いながら言った。


「大丈夫っす!
さっきいっぱいしましたから」


「そーだと思った!
熱い営みの音がしたよ」


「最後まではしてませんから!
さすがに先輩方がいらっしゃる横で
出来ませんよ」


と勇さんも笑って返す。


朝からそんなやりとりが行われて
賑やかに3人は出発したのだった。