「その願い叶えてあげましょう」


再び鏡がキラキラと光り出した。その光は私を包み込むように周りに集まる。


澄んだブルーの瞳は私を捕らえ続けたまま離さない。その瞳を見つめていると、次第に瞼が重たくなってきた。


「美咲千桜さん」


輝きが強くなる。瞼の重たさと強い光のせいで、目はもう半分も開いていない。


「愛しなさい」


プツリと、そこで意識はなくなった。