「ち・ちょっおぉ
自分でできるってば!」


このシチュエーションに
戸惑う私。


「無いことだよ?
ブルーメッツの木山勇吾に
頭を洗ってもらうなんて」


たしかに
付き合ってるのでですら
まだまだ 夢のようで
それなのにこの光景。。。


「でも。。。」


「でももクソもないって
素直に洗われとけって!」


手際よく洗いトリートメントまで
終わらせた。


「はい!綺麗になった
次は?」


「次?次って?」


「身体洗う?」


「もう洗いました!!!」
と慌てる私の様子を
笑いながら楽しんでいる。


「そう?じゃあ立って」
と 私を立たせ向き合ったと思った途端
キスの嵐。


「ち・ち・ち」


ちょっと待っての言葉さえ言う間がない。


唇が少し離れたから
「ちょっと待って」と言うが
勇さんはスイッチが入っているようで
私の言う言葉なんて聞いてはいない。


勇さんの唇は
私の唇を解放したかと思うとすでに
首筋に。。。
そして勇さんの手は私の胸に。


このままここで???
それは嫌だ。


「ゆ・ゆうさん
待って」


「待たない」


「待ってよぉ
ここじゃいや」


「ここじゃ嫌?」


「うん」


「どこならいいの?」


「・・・ベットなら」


「フフッ やっと素直になったな
じゃあ 移動しよう」


ささっとバスタオルで自分と
私を拭いて裸のまま
お姫様抱っこで寝室へ。


「ちょっとぉー
恥ずいから!下ろしてよ」


「降ろさない」


「じゃあ見ないでよ」


「はいはい
見ません見ません」


私たちは場所を移した。


ーーー愛してるーーー


極自然に結ばれたのだった。