「だから俺がいるのは菜穂のおかげなんだよ。


菜穂がいなかったら俺、どうなってたかわからないな」



「そ、そんな大げさなことじゃ…」



「本当だよ。初めて見た時、女神様が降臨したんだって思ったんだから」



「め、女神……!?」



なんかだんだんと表現がすごくなってる気がする。



天使から女神様になっちゃったよ。
どうしたんだろう。



「早く卒業したい。
婚姻届出したい。


同じ苗字になりたい。


菜穂のウエディング姿、絶対誰よりも綺麗で可愛いだろうな…だって天使であり女神様だし……あ、泣きそう」



「えぇ…!?
だ、大丈夫?どうして泣きそうなの?」



「菜穂のウエディング姿思い浮かべたら可愛すぎて……」



それが泣きそうな理由、なの…?



今日の蓮くんは一段とすごい気がした。