ケータイ小説 野いちご

双子社長のギャップ萌え。(大幅に加筆修正済み)


「萌。お前……何か勘違いをしていないか?」

「えっ?」

「俺は、生まれつきのサイコパスだ!」

こちらを見るとニヤリと笑う副社長。

サイコパス……?
それって……精神病の一種よね。

「俺は、小さい頃から人としての感情が
欠落していた。赤ん坊の頃から
特に双子の兄である響夜を泣かすことが
好きで仕方がなかった。
母親は、何となくだが気づいていたのだろう。
よく俺を気にかけて、それでも他の兄弟と
同じように愛してくれようとしていた」

「俺自身もその症状に困惑して隠していた。
しかしあの事件が俺の眠っている病状を
開花させてしまった。
あれは、ただのきっかけに過ぎない。
俺は、元々人を人だと思ったことがない。
響夜も例外ではない。
アイツを貶めることが俺の快楽だ!」

そう言い冷たい表情で笑った。

あの時みたいに……。

ゾクッと背筋が凍る。
冷たくて見下した目は……恐怖を覚えた。

お母さんが言っていた
本当は、甘えたいだけの……不器用な人ではないの?

「なぁ萌。俺がここに連れてきた本当の理由を
知りたくないか?
もっともお前を貶める方法だが……」

そう言うとジャリッと
音をたてて私に近づこうとした。


< 331/ 373 >