ケータイ小説 野いちご

チョコレート戦線


紙バックの中を覗くとチョコレートの入っていそうな箱とそのそばにメッセージカード。

取り出して見ると

『好きです』

のシンプルな言葉が書かれていた。

それを見て弾かれたように顔を上げるも、彼女は駆け出して行ってしまったあと。

それでも、追いかけない訳にはいかない。

こんなヘタレの俺に彼女は精一杯の気持ちを伝えてきてくれたから。

だから、俺は

「ゴメン!俺行くわ!」

そう友人達に言うと、俺も思いっきり駆け出した。

追いつけ!伝えないと。

その気持ちだけを抱えて。

< 14/ 16 >