「ちょっと真面目な話してるみたいだから、もうちょっと待ってくれる?」


『‥‥‥‥わかった。』




まあ、別に急いでるわけじゃねぇしな。
それから、15分くらいした頃父さんが戻ってきた。

それと入れ替わりに俺は家を出た。

だから………………




「大きくなったな。」


「12年だもの。」


「もう高校生卒業だもんな。」


「澪も翼くんも、本当に大きくなってたわ。」





そんな会話が父さんと母さんでされていたことは知らない。