そろそろ2人が来る時間かなぁ…と時計を見あげた時、家のインターホンが鳴った。



「ふふっ、時間通りだ…。」



楽しみで、にやにや笑っちゃう。


少しするとママが戻ってきて、私を連れてまた玄関に向かった。



「想世架ちゃん、おはよう〜!」


「想世架!おはよ!」


「お、おはよう…!」



制服姿じゃない2人を見るのがなんだか新鮮で、ドキドキする。


これから遊びに行くんだ…。



「じゃあ、そよ。
楽しんでらっしゃいね。」


「うん、行ってきます。」


「縁寿さん、紗綾さん。
想世架のことよろしくお願いしますわね。」


「任せてください!
…想世架、行こっか!」


「うん…!」



ママに向けて、3人で行ってきますと手を振ると。


ママは、にっこり笑って行ってらっしゃいと言ってくれた。