「へぇ、じゃあ白鷺さんは英語得意なんだね〜!
今度教えて?」


「うん、私でよければ…。」


「白鷺さんってさ……ね、想世架って呼んでもいい?」


「あ、私もー!
綺麗な名前だよね、想世架って!
縁寿と想世架って響きがいい!!」


「ありがとう…!」



気がついたら、クラスの子達と普通に話せていて。


あんなに緊張して怖がってたのが嘘みたいに楽しく話せた。


その中でも、特に縁寿ちゃんと仲良くなれて。


連絡先も交換した。



「ーーじゃあ、想世架。大丈夫?」


「う、うん!」



帰り際。


1人で車椅子を押していた私に声をかけてくれたのは、縁寿ちゃん。


駐車場まで行くと言ったら、連れてくよって言ってくれたの。