「あ……。
よ、よろしく…お願いします…。」


「…よろしく。」



なんだこいつ。


やっぱりオドオドしてんのかよ。


俺にビビってんじゃん。



「じゃあ、白鷺さんも来たので3年4組は全員集合です。
この後のHRは、せっかくだし白鷺さんとお話してみるといいよ。」



それだけ言うと芹沢は教室を出ていって。


その途端に、女子が白鷺の席を囲んだ。



「ねぇ、白鷺さんって英語得意!?」


「白鷺さんって可愛いなぁ!
童話のお姫様みたいだね!」


「どうしてこの学校きたの!?」


「白鷺さんってお嬢様なんでしょ!?」



「あっ、あ……。」



一気に女子が質問攻めにするから、白鷺は明らかに困った顔をしてる。


誰か助けてやれよ…。