ケータイ小説 野いちご

【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








自分で言ってて頭が混乱してきた。



無意識とはいえ、自分から"好き"って言っておいて。


その言葉の意味を、零さんに対する想いを誤魔化すどころか、零さん自身の気持ちを先に言わせようとするなんて。




これで零さんが私のこと、なんとも思ってなかったら
私恥ずかしいヤツじゃん...聞かなければよかった。




「...気になるか?」


「...まぁ...そりゃあ...零さんが私にしつこく聞いてくるのと同じくらい気になりますね」



「ほー...それは相当気になってんだな」


「えっ」



零さんの言葉に驚いて振り向いた次の瞬間

耳元で零さんが囁く言葉に、一瞬すべての記憶が飛んだ。









「好きだ」






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