ケータイ小説 野いちご

【完】恋のおまじないNo.2

幼なじみ…。




嫌でも逃げられない。




「あっ、あのね!カズマのことを考えてたわけじゃなくてっ」




「…は?」




そうだよね、心まで読まれるわけないしあたしがこんなに動揺してる意味なんて、カズマが気づくわけもない。




それなのにどうしてこんなに焦ってるんだろう、あたし!




「そんなこと、わざわざ報告しなくてもわかってる」




あああっ。




告白してくれた相手にさっきみたいな言い方ってないよね!?




「あたしっ、カズマが幼なじみでよかったって思ってる!これは本当だよ?」




隣に住んでいるのが新羽くんみたいに超イジワル男子じゃなくてよかった。




カズマだから…あのイマイチな返事でも、許してくれるんだって改めてそう思う。




「なんだよそれ…ヘンなやつ」




「へへっ」




「変人って言われて嬉しがってんじゃねーよ」




少し笑ったカズマが、あたしの頭を軽く小突く。




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