「オマエな。
 さっきから胸はって威張ってるけど、そういう行いは、世間では“ストーキング”と呼ばれる犯罪らしいぞ?」

「ううっ、ウルサイ‼」

「とにかく!コレは大人同士の自由恋愛だ。
 お前にとやかく言われる筋合いは、ひとっつもない。
 さ、赤野行こう」

「彼女に触るなぁ!
 部下に手出しするなんて、許されると思うのか!」

「ハッハッハ、バカ言いなさい。
 ウチは社長をはじめ、社内恋愛禁止のキマリなどない」

「うるさいっ!
 兎に角、お前みたいな○○○○の餌食にされてたまるか!
 ね、トーコちゃん。こいつ本当に…」

「誰が○○○○だよ、お前みたいな暑苦しい奴の方がよっぽどメーワクだろ」

「彼女の純潔は俺が守る!」

「ほー、残念だったな。
 彼女の純潔は、大学2年間の同棲生活の中で、喪失済みなのだよ」

「ど、どこでそんな情報を?」

「さっきご本人から聞いたところだ、な?」

「くっそお…でも、とにかく駄目~‼」

「仕方がない。全く本意ではないが、最悪3人でも出来なくはない」

「いい加減にしろ‼」