「璃乃ちゃーん!!!
お昼どこで食べんの?
俺と一緒に食べねぇー?」





あれから何日も、休み時間がある度に私のクラスにやってきては大声で叫んで喋りかけてくる。





「璃乃ー凄い狙われてるねぇー」





ニヤニヤしながら楽しそうな悠子。





「早く私から興味が引けば良いんだけど…
こんなのずっと耐えられないよー」

「松下くんってね、絶対途中でターゲット変えたりしないよ?
相手が落ちたらおしまいだけど」





な、なんと酷い男だ…


せっかく相手の子が振り向いたのに、そこで終わりだと?!


えっ?ということは…私が落ちたらこの状況からも抜け出せる?





「…うん。
行ってくる」

「へ?うん、行ってらっしゃい?」





悠子の周りははてなでいっぱいっぽいけど、置いておこう。


あいつに私が落ちたって思わせれば良いんでしょう?