忘れてしまうんだから。


ああ、やっぱり私は卑怯だ。
卑怯で 臆病で 救いようのない愚か者だ。
忘れてしまうなんて言っておきながら 心のどこかで忘れたくないなんて思っている私は
なんて なんて愚かなのだろう。