「太陽ナイッシュー!」


「ヒューー!」



清瀬くんがシュートを決めて歓声が上がる。


ふと清瀬くんを見ると偶然にも目がバチ!と合ってドキッと胸が跳ねた。


そしてニィッといつものように笑って。



「……っ……」



私に向かって真っ直ぐ突き出したピースサイン。


それはまるで"へへっ、すげぇだろ!"っていつもの調子で言われているみたいで。


私も思わず笑って、ピースサインを返した。


……こんなに悩んでても。


胸がギュッってしていても。
清瀬くんはそんなことまるでお構いなしに、私のことを笑顔にするんだ。


清瀬くんと関わると、楽しくて仕方ないよ。


笑ってるんだ、いつも。
笑顔にしてもらってる。


清瀬くんの、その、持ち前の明るさに私もつられて。


そんな清瀬くんが……好き。