「なんで圭ちゃんが…」
「すずが言うこと聞かないからだろ」
「ほら暁やっていいぞ」
「ああ」
聴診器をつけると
ガタッ
すずちゃんが椅子から立ちあがろうとした。
だけど圭に
「ほら、座って」
「圭ちゃん嫌い」
「嫌いでもいいから」
「暁、ベッド借りるぞ」
「ああ」
圭は、すずちゃんを抱っこしてベッドにすずちゃんを膝に乗せる感じで座った。
すずちゃんは
抵抗しているけど、ガッチリ押さえられてて動けてない。
「すずちゃん服あげるね」
服をあげて聴診器を当てると
少し喘鳴がでていた。
「すずちゃん吸入しよ」
吸入器をすずちゃんの口にあてる。
「はい…」