早速頭の中は日曜日のことでいっぱいになって、どんな服着て行こう、だとか、髪型はどうしようなんて、そんなことを考えてしまう。




「萌行きたいって言ってたじゃん、近くの遊園地。ベタだけどそこ行く?」




「…!い、行きたいですっ…!」




昨日お昼の時に、サラッと会話した時そんなことを言ったような…蓮先輩、覚えててくれたんだ…。




些細な出来事に、嬉しくて頰が緩んでしまう。




「それじゃあ日曜、朝10時に家迎え行くな」




「はいっ…!楽しみにしてます」




私は笑顔で頷いて、期待に胸を膨らませたのだった。