「ん、いいこ」




不安に思いながらも、再び頭をぽんぽんと撫でられ、どきっと高鳴る心臓。




先輩…。



な、なんだか子供扱いされてる…?



でも、先輩の顔が優しいから、手がとっても温かいから…もうそんなことどうでもよくなってしまって、私は手にすがるように目を瞑った。



こうして、私と蓮先輩の奇妙な関係は幕を開けたのだったーー…。