桜花はいい子だ…。周りは桜花の事クールとか言うけど本当はクールでも何でもない……



ただたんに不器用なだけの可愛い子だと俺は思う




だからそんな桜花に天龍の姫をやってほしい




「そうか、ありがとう。」



「うん?どういたしまして。話は終わった?」


「いや、これからだ……………桜花……………天龍の姫になってくれ」




そう言うと桜花は凄く驚いていた


「えっ?な、何で私なの?」


「桜花は多分俺たち天龍を変えてくれる気がしたからだ」


「そんな事………」




「桜花を姫にする事で桜花が危ない目に合う事も分かってる」

「でも俺たちが何が何でも守り通す。守ろうとすれば人は強くなっていく」


「だから桜花、天龍の姫になって欲しい」




「そこまで言われたら……。」


「なってくれるでいいか?」


「うん。よ、よろしくね」




そう言って桜花は暖かく笑ってみせた…


「……………。」




俺は今赤くなってるはずだ。