コツン……と、窓に頭をぶつけると、すこし頬を赤らめた自分の顔。



「…………」



おもむろにスマホを取り出して、修二先輩からLINEの返信が来てないか確認する。


やっぱり来てない、か……。


ねえ、先輩。


私はあなたの心の中にまだいますか?



【いま、なにをしてますか?】



最後に送ったLINEのメッセージの横の既読の文字に胸が痛む。



先輩。


私たち、もう別れたほうがいいのかな……。




ーーあなたの笑顔が好きです。
ーーあなたを一生守ります。




清瀬くんのラブレターに書かれてあった純粋な想いに触れて、いまの中途半端な私たちの関係が、苦しく感じました。



修二先輩、会いたい……。