その日の放課後。 「レナ。今日も、あいつ置いて帰ろう」 「もちろん。また帽子盗まれるかもしれないし」 私たちは、真っ先に家に帰った。 これで、放課後校庭で遊べなくなっちゃったけど、沢田と一緒にいるより増しだ。