鳴り響いたのと同時に、アリサの体が倒れる。 「・・・アリサ?」 呼びかけても、返事はしない。 アリサの背中から、 赤い赤い、血が流れる。 「アリサ!?ねぇ、アリサってば! 返事してよ、アリサっ!!!」 アリサは目さえも開けない。 唇も動かない。 「アリサっ・・・アリ・・・ いやああああああああああああっっ!!」 夜の街に、 私の泣き叫ぶ声が 響いた。