そのせいで、修学旅行にいけなかったのです。


「今年も行けないのかなぁ…」

「ん?今年は大丈夫だよ。」


え?とでも言いたげな陽花。

「李衣…。ただでさえ忙しいのですよ?そんなので行けるはずないじゃないですかぁ。」

恵梨香も、そう言いながら不満そうな顔をする。


「だーかーらっ、仕事を、修学旅行までに終わらせるの!」


「えぇっ!?終わるの!?」


「不安ですわぁ〜!!」


「大丈夫☆なんなら修学旅行日程ずらすし☆」


「あ、それダメ。皆、迷惑だからね」



…とにかく、私はなんとしてでも仕事終わらす!!


「二人もだよ!?いいねッ!?」


「「は、はーい(((強制だ、これ」」


と、二人が思ったのは言うまでもない。