あまりにも苦しそうだったので、俺は思わず声をかけてしまった。






「大丈夫か?」




そしたら、彼女は苦しそうな顔で、




「ただの…過呼吸…」





と言った。


過呼吸……ってやばくないか?






「救急車呼ぶか?」





俺がそう言っても彼女は、





「ハァ、ハァ…大丈夫」




と言うばかりだった。






俺はどう対応していいか分からず、ただ落ち着くまでその子のそばにいた。