結局道場にいる遥

   素振り100回から…………

   70回過ぎた頃………ピキッ!

    カラン カランカランカラン

   肩に手を置き、膝から落ちた 

  総司「っっっ!!! 遥! ちょっと見るよ?」

   総司は胴着をズラし、背中を覗く

  総司「開いてるっっっ!!! 松原さん!山崎を! 平助!土方さん呼んできて!」

     二人は走り出した

 総司は出血を止めようと遥をうつ伏せにし

  手拭いで傷口に体重をかけ、思いっきり圧迫する 

   すると……山崎到着。

  山崎「遥…我慢できるか?」

      コク コク

  山崎「焼く!」

  遥「ムリ ムリ ムリ ムリ」

  土方「遥っっっ!!!」

  山崎「出血を止めるために、焼きます」

  土方「此処でか?」

  遥「いやいやいやいや…無理だから!」

  山崎「運んでいる間にも出血が酷くなる」

  土方「よし!準備しろ!」

  遥「ダメダメダメダメ」

  土方「左之と新八はっっっ!!!」

  平隊士「巡察です」

  土方「じゃ、島田呼んでこい!!!」

  平隊士「はい!」

  平助「手伝う」

  土方「背中の傷が開くといけねぇから

   腕に乗れ……振り落とされるなよ」 

   平助は肘辺りに膝を起き、両手で肩と手首を床に固定させた…

  土方「総司は山崎が来るのをそのままの状態で待て。その後、平助と同じ様に腕を押さえろ」