【黎人SIDE】

紗南が、指輪になんて、文字を刻んでくれるのか、楽しみで仕方ない。

紗南「黎人。結婚式の日まで、お互い、内緒だからね?」

首を傾けて聞いてくる紗南が、可愛すぎて、襲いそうになる自分を必死で抑える。

黎人「ああ。」

紗南「黎人。見ちゃ、ダメだからね?」

黎人「わかってるって。」

紗南「黎人、あやしぃ〜」

紗南は、妹みたいに幼くなる時があるから、俺の理性を保たせるのに限界が来る。