「あ、そうそう」


救急箱を片付け終わった大樹が、何やらガサガサと鞄を漁り始める


「あった!瑠璃、コレ行こう?」

「?」


大樹が差し出した一枚のチラシ
それを受け取り読む


「…花火大会?」


来月行われる近所の花火大会
そのチラシだった


「一緒に行こう?」

「こーゆう目立つ所行っていいの?」


大樹…一応、アイドルだし


「それまでにイメチェンしとく!だから、行こう?俺、瑠璃とデートしたい」

「で、デートって…」

「行きたい!ってか、行くの!はい、決定!」


なんか、強制参加みたいです…