あたしは由愛に手を引かれながら外にあるベンチに連れてかれた。

昨日の來と同じように

「で?何があったの?」

ベンチに座り珈琲を渡され、すぐに本題に入った。

「昨日…來に会った」


「え?」


「合コン行ってる間転けそうになったから誰かに助けてもらったの。
それが來だった。
でも、その時は一分も話してないから顔もあまり見れなかった。」


「うん」


「でも、昨日は」


「ゆっくり話していいよ、時間あるし」

それからあたしは昨日の事を話した。

家に泥棒が入ったこと

來に助けられたこと

いろんなことを話した。