「今までなんで私には霊力がないのとか思っていたかもしれないがそれは紗良を守るために父さんと亜樹でお前の霊力を封印していたからだ。」




「私を守るため?」





「1000年前この村で暴れていた炎鳥の力を抑えた巫女である紅弥様に目をつけた鬼慈志は村を襲わないかわりにその力を自分のものにしようとした。

だが、鬼慈志はその力だけでなく紅弥様自体を自分のものにするために傷跡を残した。

それがその刻印だ。」




紅弥様…。
炎鳥が言ってた人だ。




「生まれつきその刻印があるということは紗良が紅弥様の生まれかわりという事を意味する。」




「私が!?」




「あぁ。
紗良が炎鳥を召還した今、また同じ事が起こるかもしれん。」




「じゃあ私はどうしたらいいの!」




「その事だが「その事なら大丈夫だ。」




話に突然入って来た…誰?