大樹からのプロポーズから2日後の月曜日


「深山大樹くんは、急な都合で転校することになった」


卓上の先生から告げられた驚きの言葉

何それ…
私、知らないよ?そんなこと…

なんで言ってくれなかったの?
だって、2日前に会ったのに…

お別れくらい
言わせてくれればよかったのに

せめて、連絡先くらい教えて欲しかった






もう、大樹は近くに居ない

そう思うと、なぜか胸の奥が苦しくなった


大樹は…
ずっとそばに居てくれるって思ってた

たとえ、あんなおかしなプロポーズを断ったとしても…

大樹は馬鹿みたいに笑ってそばに居るって思ってた…


そんな保証なんてどこにもないのに
離れて気づく…もう、遅い