「ふぁ~今日もいい天気~だけど暑いの苦手だよ~」


私は暑い日は嫌い。
う~ん、なぜかわからないけど力が入らないって言うか?
冬だとバリバリ元気になるんだよね~。
変だよね~この体質。


「あ、あの楠田さん・・・・・・・・・」


「・・・はいっ? えっと、あなたは?」


「ぼ、僕は山部都築」


ふいに知らない男の人に声をかけられた。

山部君? 知らないや。


「私に何か用かな?」


「あ、えっと・・・・・」


すると顔を赤くしてもじもじし出した。
どうしたんだろう? 風邪でもひいてるのかな?


「体調悪いの? なら、保健室行った方がいいんじゃない?」


「あ、いや、そうじゃなくて・・・・・・・・す、好きですっ!!」


「ほぇっ? わ、私の事っ?」


いきなりきましたね。 しかも道のど真ん中で。
びっくりして変な声出ちゃったよ。


「はい、入学式の時から一目惚れで・・・・・」


ふ~ん、そっか。
山部君も所詮私の容赦しか見てないって事か~。


「ごめんね、私誰とも付き合う気ないの」


「そ、そうなんですか・・・・・・・・」