「しゅっ秀先輩...
さっき、ひっ人を切りませんでしたか...?」
「ああ、切りつけたけれど、
人は死なないよ」
「どうして?」
「理由は簡単ですよ先輩。
私達が身に付けているパートナーの印のアクセサリーに自分の呪文(スペル)を唱えると自分だけの武器が出てきて、それで敵を倒せるのです。
ちなみにその武器は肉体的ダメージを与える事は無いです。
武器は仕舞いたいと思うだけで自分のアクセサリーに戻ります」

「はぁ」
「ようするに、
体力だけを削る事が出来るのよ。」
「便利なアイテムなんですね~。ところで皆さんの武器は何ですか?」
「え~☆俺の武器は双剣"陽月"だよ~☆
ちなみに杏樹は長巻の特別長いヤツで、
杏奈は拳銃のグロック17。
悟はハルバード。
秀のはさっき見たよね、あれは数珠丸。
でも俺は結衣ちゃんの武器を知らないんだよね~☆」

いや私のがもっと分からないし。

「まぁそれは置いといて、他の2人は?」
「2人はたいてい、出てこないのよ~。2人はリサーチ係みたいな事担当だから~」
「そうなんですか」
「じゃ、そろそろ寝ましょうか」
「はい。ではおやすみなさい」
「「「「「おやすみなさい」」」」」

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「ちなみに秀会長、今って夏休みが終わった頃でしたよね。」
「うん」
「って事はもうすぐ学校始まりますよね」
「うん明日から学校始まるよ」
「えっ?」
「でも、大丈夫。Sクラスの皆で勉強するから」
「えっ?でも皆学年バラバラじゃないですか?」
「大丈夫、皆頭いいから。」
「いやいやいや。そう言う問題じゃないでしょ?!」
「そう言う問題じゃないの?」
「だって杏樹ちゃんとか6年生じゃないですかっ!」
「いや~杏樹はどちらかというと悟よりもできる」
「えーーーーーーーー!」
「だから、俺らがやっているのは高校の勉強だから。じゃおやすみ」

いやいやいや、
『おやすみ』っじゃ無いでしょ。
私の学校生活はどうするのよ!
私あんまり頭良くないし...
どうしよう!

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