私たちは今まで溜まっていたものを
全部吐き出すかのように歌った。


時間も忘れて夢中になって、
歌いまくった!!



お母さん、聞こえる?

私たちの演奏、聞こえてる?



これが、お母さんが愛してくれた
KANZASHIだよ?

お母さんが見守ってくれた、
応援してくれたKANZASHIだよ?



初音も麻帆も、栞も
みんな笑顔だよ・・・

すごく楽しそうだよ。



お母さん・・・



どうしよう・・・?


私・・・すごく楽しいよ・・・



私たちは時間を忘れて歌い続けた、
気付けば辺りは薄っすらと
明るくなっていた。