桃と私の間には、

悲しみ、怒り、憎しみ、

そんな負の感情によって出来上がった

沈黙が流れていた。


その沈黙を破ったのは、桃だった。

「そ、ういえば、約束、後二日だね?」


「そうね。たぶん…あの方は、
 
 覚えていらっしゃらないでしょうけど」


「ね、ねぇなんでクローバーの丘にしたの?」


「花言葉がちょうどいいからよ」

「ふ~んねぇねぇ、シロツメクサって可愛いよね~」


「そうね。」

「花言葉は?」


「約束」


「だからなの!?」

「えぇ。」




シロツメクサの花言葉。


もう一つある。

それは…―




     

      【復讐】