「あ、待てって!」


あたしが歩き出そうとしたら、腕を掴まれた。

掴まれた腕から視線をたどって、男の人の顔を見た。



かっこいい顔で、まっすぐに見つめられてて…。

腕を掴まれてて。

こんな状況に初めてなったからか、またドキドキしだしたんだ…。