「オイ」


豊平を囲んでた5人に近づき、呼びかけた。


「あーー?何だよ関波」


「豊平嫌がってるだろう……いい加減諦めろよバカ達が」


グイ!


「え!?」


驚く豊平を引っ張り上げ……教室の外に連れ出す。


5人組も他のクラスメイトも、呆然とオレ達を見送った。


近くの空き教室に入る。


「関波君!?あの……」


「――――安心しろ」


パニックの豊平をイスに座らせ、頭を撫でた。


「もう………大丈夫だから」


メルエフ。


オレがこんな事したって………


絶対粋羅に言うんじゃねぇぞ!!