「それで、アドまでゲットしたもんね〜!」
「行動早!!小林蘭も、よくアド教えられたね〜」
「なによそれ!」
嫌みったらしくひなに言ってやった…!
くだらないはなしをして、それで、授業が終わり、また明日を待つ。
その繰り返しが、多分これからもずっと続くと思う。
日課…っていうより、私の行動パターンかな。
松村くんを図書室で見ているのは、絶対はずせない。
私は、それから先に進めないから。
見ていることが、ギリギリのライン。
…ホントは、私だって、松村くんとはなしをしたい。
それ以上に進展だってしたかった。
私の勇気のなさが、神様を怒らせたんだよね。
松村くんには、とってもかわいい彼女がいるから。
私は進めない。