その夜から、神林君との関係は続いている。


彼には彼女がいないらしい。どう考えても女の子にモテそうなルックスなのに。


過去にもあまり恋愛経験はないらしく、ベッドでは私がリードする事が多かった。


彼とは体の相性もいいし、何より心が安らぐ気がする。


それまでは荒んでいた心が嘘のように穏やかになり、お酒に溺れる事はなくなり、もちろん彼以外の男に抱かれたいとは思わない。