ケータイ小説 野いちご

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君の花嫁




伊織も興味なさそうだったし、その会話は終わったものだと思っていた。

すると。


「何かあったら俺に言っていいから」


突然、そう言われた。

…空耳?
今、空耳が聞こえた?

キョトンとして隣の伊織を見つめる。
しかし伊織は無表情に外を眺めていた。
特にそれ以上何も言ってこない。
まさか、怪我の理由に気がついてたとか?

いや。
空耳だ。きっと。
それか幻聴だ。そうに決まっている。

それから伊織は口を開かなかったため、私も何も言わなかった。











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