「そんな睨まないでよ、あいちゃん」


「……」


うぅ。


放課後のカフェテリア。


松下くんと両想いだと発覚してから2日。


私はやっとあいちゃんに自分の気持ちを打ち明けることができた。


打ち明けることができたと言っても、本当に、自分が松下くんを好きなんだって知ったのは日曜日に希和さんと話す松下くんを見てからで…。


「ばっかちーーーん!!!」


「ひっっ!!」


「大貴くんには付き合ってること話したの?」


「…えっ」


「えって……私よりもまず先に大貴くんに報告でしょーが!まだ望みあるかもって思ってんだよ?」



「…うぅ…でも付き合ってるわけじゃないし」


「あ?」


あいちゃんの顔がまた怖い顔になる。