「玲奈ちゃん?」



あれからどのくらい経ったのだろう。



「……んっ……ぅん」



いつの間にか眠ってしまっていた。



……頭がズキズキする。



目を開けると、ボヤける視界の中に微かに澪ちゃんの姿が見えた。



「あ、澪ちゃん。起きて平気?」



その小さな体を抱き上げ、私の膝の上に乗せる。



「うん!玲奈ちゃんのお陰で元気になったよ!」



膝立ちをして顔の前でピースをする。




可愛すぎる……っ!ホントに可愛い!



「そっか、よかった」



私もニコッとして澪ちゃんをみる。



……あれ?私、なんか顔についてる?



澪ちゃんが私をジーっと見る。



「玲奈ちゃんって……」