ケータイ小説 野いちご

それでも出会えてよかったと思えるんだ

第2章
さっちゃん


『あたる会いたかった…』




『私も…』



1ヶ月の会議を待たなくても会えるなんて、凄く幸せ




『でも、今日は帰るんだよね』



『…最終で帰るまでは、一緒だよ。そんな顔するな。一緒にいる間はもっと笑って欲しい』



わかってる



でもやっぱり寂しいと思ってしまう


限られた時間しかない私達は、お互いの体を重ねることで、繋がりを感じる



さっちゃんとは、会えば例え少しの時間でも、体を重ねてしまう


ホテルにいけない時は、トイレででも、お互いを感じてしまうことだってある



体を重ねる事でしか、繋がってられないの?と思うこともあるけれど、さっちゃんと会えば体が吸い付くように求めてしまう



時間がある時は体を重ねた後、離れてる時間を埋めるように、一杯話をした



『…最近は彼氏とどうなんだ?』




さっちゃんは、はるのこともこうして聞いてくる



上手くいってると言えば、よかったと穏やかに笑う


上手くいってないと言えば、俺がもっと傍にいて話を聞いてあげれたらって、抱き締めてくれる



やきもちをやかないわけではないけれど、さっちゃんと付き合う前から、はるは彼氏として存在していたわけで、既婚者のさっちゃんが、彼氏と別れてと言えるわけでもないから、はるの存在を当たり前と思い、受け入れる事にしたと言っていた



だから、はるとのセックスも、仕方ない事だからって



ただ、はる以外の男を作らないでよとも言われてる


自分のものには出来ないけれど、悩みを聞いたり、あたるにとって一番近い存在でいたいからって

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