「うぅっ……」


本当最悪……私、最低だよ…。


私は又、1人でいつもの

神社にやって来てしまった。


「楓ちゃん…ごめん…っ」


私は1人顔を塞ぎ混んで木にもたれかかって、

涙を静かに流すだけ。


それだけなのに何で……?


「やっぱりここに居やがったか。」


「嵩広…?」


何であんたは私のところに来てくれるの…?


私は思わず顔を持ち上げて目を擦った。

すると、嵩広は私に青いハンカチを投げ付けて、


「バカ衣乃!学校サボりやがって…!」


と私のおでこにデコピンをした。