あぁ。うぜぇええ。こいつ何?まだ言ってくるよ…

「なんで、私の彼氏取ったの?!」

「んー。あいつが声かけてきたから。しかも、取ったって…あなた言ってるけどあいつ、俺彼女いなくてさぁとか言って声かけてきたよ?あなた彼女として見られてないんじゃない?」

「っ・・・さ、さすが何十人もの女子から彼氏を奪ってきた女!言い訳が上手ね!!」

「言い訳とか…事実を言ったまでだから。それにもう別れたから、あなたにばれたからね。彼女を大切にするってさ。」

「っ…こ、今回はゆ、許してあげるわ!」

あ、逃げちゃった…もっとコテンパにしてやろうと思ったのに…つまんないの!


でも…

めんどくさい女。あんなに男に媚びちゃって…マジ吐き気するし…男なんて遊びくらいがちょうどいいんだよ!

おっと自己紹介!

私は白石 紅麗明<しらいしくれあ>

身長は162くらい。

肌の色は、真っ白…んー黄色系の色じゃなくて…ほんとの白。

目の色はキャラメルみたいな色。

色素の薄い金色に近い茶髪を肩甲骨くらいまで伸ばしてる。

細いか太いかって言われたら細い方。

…今、自分で言う?って思った?

だって日本人は、謙遜し過ぎ。そこ、日本人の長所であり短所だよ?

なんで、こんなこと言うかって?私は、ハーフだから。

そしたら、名前も肌の色も目の色も髪の色も納得でしょ?

ママがオーストリア人。

「くれあ!!どうだった??」


この子は、新城 珠音<しんじょうじゅね>

身長は私と同じくらい。

こげ茶の腰くらいまである長い髪を耳の上でツインテールしてる。

目の色は澄んだこげ茶。

この子も細い!

「聞いてよ!じゅねぇぇ!!あの女、15分くらい‘なんでとったの?!’の繰り返し!意味わかんない!」

「え~…くれあも頑張ったね!よしよし!」

「ほんとだよ~」

「じゃあ、もうくれあ、男ひっかえとっかえしちゃだめだよ?」

「ん~…それは無理!」

「笑。それは無理なんだね…」

「だって、男に一途とか私には到底不可能!一途なじゅね、超尊敬する!!」

「なにそれ~笑そうでもないよ?全く反省しないなぁ…笑」