ケータイ小説 野いちご

都会育ちのギャルが田舎に転校してきました


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――――――――静粛が広がる。誰も物音ひとつたてない。しかし視線が犇々(ヒシヒシ)と感じる。


今現在、私は自身の教室(1組)の窓際の一番後ろの席に座っている。菜穂は机に座りながら携帯(私の)を弄っていた。




「紫の携帯とか可愛い〜!つーか意外にシンプルだし〜!もっとデコッてんのかと思ったあ」

「ごちゃごちゃしたの嫌いだし」

「愛莉紗にしては意外〜!」




やや大きめの声量。菜穂の話し声は教室に響き易い。と言っても、静かすぎて私の声もよく響き渡る。

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