【日向】



寧音の仕事もだいぶ落ち着いて、そろそろ本格的に夏が来る。



俺の店を作る計画も日々進行中。



俺たちがやるのは昼間はカフェで、夜は酒も出す店。



俺たちは一応副業程度にしか店に立たない。



だから今から面接と言う物をします。



俺の名前で募集したところ、かなりの人数が集まってしまった。



だから容姿と学歴、職歴重視で雇うことにした。



マネージャーにするのは有名大学の前で拾って来たかなり頭のいい男。



『慎也』っていう顔もいい奴。



インテリイケメンだ。



今年卒業するらしいから店が軌道にのったらこっちだけでやってもらう。



「志望の動機なんてものは聞かないよ。この店で君が働いたらなんか俺にメリットがある?」

「へ?日向さんにメリットですか?」

「そう。俺は自分に尽くしてくれるような人間じゃなきゃ雇わない。」



こんな面接だから小遣い欲しさできた奴は落としていく。



寧音達は店の制服デザインに忙しい。



寧音に制服とか着せたら俺が寧音を征服してしまいそうだ。