もう、諦める。


嘘をつかれたことが、本当に悲しかった。


小バックをくれる事実を知っていたからこそ、倍に悲しかったのかもしれない。


やっぱり、宏太はあたしのことが嫌いだったのかな。


今までも、本当は…迷惑だったんじゃないかな。


論外だと、そう思っていた宏太のことを好きな谷澤の一言で動いた宏太。


論外だったのは、

………あたしのほうだったのかもしれない。