「えぇ───っ!?」 翌日、朝から教室内に桃琴の大きな声が響き渡った。 もう……そんなにビックリすることでもないのに。 「私決めたからね!桃琴に止められても言う!」 王子様に……いざ告白へ! 思わず教室のドアへ足を向けてしまった私を引き戻すように がっしりと腕を掴んだ桃琴。 「分かったから!でも今から行くのはどうかと思うけど」