ケータイ小説 野いちご

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極上ラブ ~ドラマみたいな恋したい~

プロローグ
1  それは突然訪れた幸運



朝早く起きると、DVDプレイヤーの電源を入れる。


「今朝はどれにしようかなぁ~」


たくさんのDVDがしまってある箱の蓋を開けると、一枚ずつ物色していった。


まぁ物色しなくても、どこにどのタイトルがあるのか、全部把握しているんだけど。


でもこの作業をしないと、一日が落ち着かない。


「これに決めたっ!!」


一枚のDVDケースを取り出すと、プレイヤーにセットする。


準備完了!!


リモコンの再生ボタンを押すと、テレビ画面にタイトルが表示された。


“あなたに片思い”


痛快オフィスラブの話で、私イチオシのお気に入りドラマだ。同じ営業所で働く主任とOLが、恋に落ちていくという有りがちな内容。けれど、主任の何気ない言動のひとつひとつが心をキュンキュンさせて、朝から私を萌え転がす。


「もうもう浩輔さんっ。そんなに私を見つめないでくださ~い」


ピンク色のクッションを抱え、フローリングの固い床の上をゴロゴロと転がる。その時は身体をどこにぶつけようと、痛なんて感じない。



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